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いしもとみなみ MINAMI ISHIMOTO
「ことばの音」

2022.8.6(SAT) ~ 8.14(SUN)

 普段何気なく感じている思いを”ことば ”にすることで、⾃分が思っていたことを⾃覚することができ、それが⾃分の考え、⾏動を⽅向付けることがあります。他⼈に⾔わなくても、⾃分⾃⾝で“ことば”にして書き表すだけでも、⼗分にその効果はありますが、”ことば ”を⾃分以外の誰かに対して発すると、その
“ことば”は、聴くという⾏為を通して、⾃分ひとりの世界ではなく社会の中に存在し、それはもう⾔わなかったこと・聴いてないことにならない、という意味でも実在するようになります。
 ⾳の中に無限の意味を求めるだけでなく、”ことば ”には、むしろ無限の意味を求めるために、⾃分の
いのちや⽣を投⼊するひろがりであり場であろうとする⼒が働くのではないでしょうか。 
 今回の個展「ことばの⾳」では、⾳の中でも、⽇本の“ことば”を題材に、⾳と空間との関係性についての探求を⽬的としています。 
 今回の個展は佐賀⼤学で展⽰した<ことばの⾳>をセノグラフィーとして提⽰するものです。
インスタレーションを写真として記録し、提⽰するとき、それは展覧会のアーカイブとして機能するのか、あるいは写真という媒体を通した別の作品となるのか、前述した“ことば”の交換の⾏為と連環し、
積み重なっていく様⼦を観賞してください。

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